2014年9月7日日曜日

西オーストラリアでの仕事・給与について

西オーストラリアでの仕事・給与について

色々と調べる機会があったので、
2014年現在の状況をまとめてみます。

一応きちんとした機関の方から話を聞きましたが
誤っている部分もあるかもしれませんので
最終的には各自確認して下さい。


・雇用契約について
オーストラリアの雇用契約は主に3つあります。
・フルタイム  週38時間以上で毎週同じ時間に働く場合
・パートタイム 週38時間以下で毎週同じ時間に働く場合
・カジュアル  毎週異なる時間に働く場合

フルタイムパートタイムは日本で言う社員のような扱いなので
有給休暇(annual leave)が付きます。
有給休暇は入社一年目でも20日分。
日本のように半年働いたら◯日分、ではなく、毎週数時間分ずつ付きます。
なので、ワーホリでフルタイムで半年働けば10日分の有給が貰えます。
社員なのでクビになる時は猶予を持って伝えられますが、
辞める場合も事前に伝える必要があります。
(1〜3週間前に通知。業種や勤務年数により異なる)

カジュアルは日本でいうアルバイトなので、
オーナーがいらないと思ったら直ぐクビに出来ます。
逆に辞めたいと思ったら、2〜3日前に伝えればOKです。
有給が付かない分、フルタイム・パートタイムと比べ、
給料は20%増しになります。


・最低時給について。
西オーストラリアの最低時給は下記のようになっています。
Minimum pay rates for award free employees - employers

これを見ると驚くことでしょう。
21歳以上でカジュアル契約の場合、時給$21.03貰えるのです!!!
ダラダラ働いているスーパーやファストフードのスタッフも
フードコートのお盆を片付ける人も、最低これ以上貰っているのです!
正しい給与を払うところで働ければ貰えるのです!!
パース通信やミクシーの募集を見て、「21.03ドルって、変な端数w
と思っていたあなた!! その会社はちゃんと法律を守っているのです!!

昨年は$20.40が最低時給だったのですが、
1 July 2014 から$21.03になりました。
こちらを見ると、年々上昇しているのが分かります。

最低時給が上がりすぎて人件費がかかりすぎ、
トヨタ等の自動車工場はオーストラリアからの全面撤退を決めました。
高くなりすぎるのも困りモノですね。。。

フルタイムやパートタイムの場合は$17.52の時給が適用されます。
スクールホリデーの時期にウールワースなんかで中高生が働いているのを見かけますが
20歳以下の場合は時給が安くて済むので、短期で雇っているそうです。

この時給は一部例外があり、ウールワース等の大手の場合
福利厚生が大変充実しているため、最低時給を多少下回ってもいいそうです。
(別の給与レートがあるそうです)

・業種別の給与について
先程のは最低時給。
実際には業種別に給与レートが決まっています。
例えばファストフードのキッチンハンドの場合、
Fast Food Industry Award 2010 という取り決めの
Fast food employee, Level 1 という一番下のランクになります。
この場合、カジュアル契約だと25.00%増しの時給$23.15が適用されます。


・週末、深夜・早朝について
上記の給与は平日の日中のものです。
週末、祝日、残業、深夜(21:00-0:00)等はまた別のレートが決められています。

これまたビックリ!
祝日だと時給$50.94
ぜひとも働きたいですね〜
Pay Check Plus というサイトで給与の確認ができます。
ウェイターはウェイターの、
キッチンハンドはキッチンハンドの時給が決まっています。
ひとつ上の仕事ができるようになると時給が上がるんですね。


・トライアル期間について
トライアル期間に給与が出なかった!と怒っている人をたまに見かけますが、
トライアル期間に給与の支払の義務はありません。
これは知らなかったので聞いてびっくりしました。
また、トライアル期間についても特に決められていないそうで、
一ヶ月間フルタイムと同じ時間で働いたのに
トライアルだったので1ドルも貰えなかった!という例も
法的に問題はないそうです。
必ず事前にトライアル期間・時間について確認し
長すぎる、納得出来ないトライアルの場合は断るようにしましょう。


・給与が支払われない、勤務先でトラブルが合った場合
正当な給与が支払われず、オーナーに対して
クレームを入れても対処してくれない場合や、
オーナーなどから国籍・家族構成・性的な差別や
嫌がらせをされている場合
仲裁してくれる機関があります。
給与や有給計算が正しいかどうかの相談なども受け付けてくれます。

西オーストラリア内の個人・夫婦等で行っている
小さい事業主に対するクレームの受付先。
西オーストラリア州が行っている。

規模の大きい事業主に対するクレームの受付先。
国の機関が行っていて、東側にオフィスがあるので
WAからだと2時間、サマータイム中は3時間時差があります。
夏は17時までオフィスが空いている場合はWAの14時に閉まります。

まずはWagelineに連絡して、事業者の名前、事業者番号(ABN)などを伝えると
どちらの管轄か教えてくれます。
英語が苦手な人は、
「インタプリタ ジャパニーズプリーズ(日本語通訳お願いします)」
と伝えると、日本語通訳を介して相談ができますので安心です。

Fair Workも日本語通訳を利用できます。
131450 がサービス料無料の通訳サービスなので
こちらへ電話し、通訳をお願いしてから
Fair Workへ繋いで欲しいとお願いすると
通訳を介して話ができます。


給与の支払いで問題があった場合、Fair Workへ訴えて認められれば
今まで貰った分と本来貰えるはずだった給与の差額の支払い命令が出ます。
本来時給21ドルのところ、16ドルしか貰えず、
500時間働いていたとしたら
$21×500h-$16×500h=$1,500の支払い命令が出ます。
土日祝日の給与アップしていないところなら更に高額になります。

しかし、働いていた時間等を証明する必要があるので、
職場やお店で勤務表を付けていても
勤務時間を自分用にも必ず付けるようにしましょう!

※注意※
税金を払っていない、現金手渡し(キャッシュジョブ)の場合、
雇用とは認められないので、相談に乗ってもらえません。

今年4月に、ケアンズの寿司屋で働いていたワーホリのアルバイト5人が
時給$9しか貰っていなかったため、FairWorkに訴え、
本来貰うはずだった時給$22.86-$30.06ドルとの差額
一人あたり$7,285-$12,177を支払うように
FairWorkが店に指示したとの記事がありました。
ワーホリなので働いていたのは半年未満です。
それでも、かなりの金額の差があります。。。


知り合いの日本食レストランは、
近所に別の日本食レストランがオープンし
値段が安いそちらの店に客を取られて大変だと言っていました。
求人広告を見ると知り合いの店は時給22ドル土日はアップなのに対し
新しい店は時給12ドル〜16ドル。土日もアップなし。
人件費が安い分、販売価格も下げられるようです。
日本食の材料の仕入れ価格は何処の店も殆ど同じですからね。

英語が喋れず、時給が安くても働ければ良い、という人も居ますが
まじめに給料払っているお店が損をするのはおかしいんじゃないかな、
とも思います。
経営が苦しいならまだしも、給料をケチって
オーナーは大きな家を持ち、高級車に乗ってる、
なんてのもよく聞きますしね。

従業員もオーナーもルールを正しく身につけ、
正しい給与を払うお店が増えて、
ワーホリの人達も沢山稼いで、
その後楽しく旅行できるようになればいいですね。

1 件のコメント:

  1. 本当にそう思います。お土産屋でもテイクアウェイのお店でも、最低賃金を払う店が増えるべきです。しかし、オーストラリアに来る前に最低限の英語力をつけてから来て下さい。職場では英語でのコミュニケーションが普通です。それもワーキングホリデーの目的の一つでは? こちらはお客さんやスタッフと話してナンボなので、日本の職場とは違います。

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